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なんだいなんだい!
書いた記事がすべて消えてしまったよ
しかも2回も!さすがにもう書く気がしない・・・
でも・・・気を取り直して・・・
★「里親さん探しの1ヶ月-Ⅰ」からご覧ください★
9月2日に保護した子猫たちだったのですが、
9月16日にサバくん、9月27日にマビちゃんと、
とんとん拍子で里親さんが決定したのでした。
シャンプーのあとは・・・ (↓サバくん)
疲れて眠くなっちゃいます (↓マビちゃん)
だけど保護した子猫が長くいればいるほど、情が湧くのですね。
最後にお渡しとなったマビちゃんが居なくなったのは本当に辛かった。
思い出しては夜な夜な泣いていましたね(笑)
特に母がマビちゃんを気に入ってしまって、
「飼いたい」を連呼してました・・・
きっと母もお別れは辛かったと思います。
きみのメタボなおなか、忘れないよ。
みーさんに悪いと思いつつ、深夜まで遊んでしまった数日間。
なかなか2階へ上がってこない私を待ちきれず、様子を見に来るみーさん。
ジロリ。「ちょっとそこのアンタ。早くアタシの2色パン返しなさいよ!」
「今の耳の小さいおばちゃん怖いよ」
サバくんもそうだったんですが、この子たちは人の膝に乗るのが大好き。
「猫」らしいというか、すぐに甘えてきます。
逆にみーさんは、全く膝に乗ろうとしません。
唯一、心許してる私にだけ気が向いたときに乗っかるぐらいです。
根本的に人に体を触られることを嫌い、プライドが高くて
ツレナイ猫なのです。(こっちがホントの猫の姿?)
みーさんをかわいがろうにもかわいがれない、ということもあって、
猫らしい猫に出会えたうちの母は、
(もちろん父もなのですが^^;)子猫たちにメロメロで、
特に1ヶ月近くウチにいたマビちゃんは、メチャメチャかわいがってました。
だけど、みーさんという高貴(?!)な猫とは同居できないことは
分かっていたため、手放さざるを得なかったのです。
みーさんとマビちゃんの様子を1ヶ月間観察しましたが、
みーさんの元々の性格や、8年間一匹で暮らしているなど、
やはり今更同居は難しいようです。
マビちゃんはみーさんに遊んで欲しくて
フレンドリーに近づくのだけど、
みーさんはそれを許しません
「これ以上アタシに近づくと、猫パンチおみまいするわよ」
しょげちゃって、かわいそうです^^;
あれ?待てよ、なんだか似てる??
!
耳の大きさと色味は全然違うけど、この真っ二つは似てますね(笑)
だけど、仲は最悪~!!
もう10月も終わろうとしてますが、
二匹の子猫の里親さんたちから頻繁に画像付きメールが送られてきます。
私も母も、そのメールを楽しみにしています。
良い里親さんにめぐり合えたことに感謝です!
サバくんはFさん宅で、1ヶ月早く生まれた
アメリカンショートヘアーの男の子と同居しています。
そのアメショの子は、母親と子供という交配の間に生まれた子らしく、
無責任な飼い主から団体が直ちに保護したのだそうです。
今のところ先天的な異常は見つかってないとのことで、
やんちゃなサバくんを受け止めてくれるお兄ちゃんぶりを
発揮してるとのことです^^
しかし、不妊・去勢を怠るなんて、飼い主として無責任極まりない!
猫を飼う資格なんてないよ!
マビちゃんの方はHさん宅で、ボランティア団体のIさんが保護してた
1ヶ月遅く生まれた男の子といっしょに暮らしてます。
こちらは、お姉ちゃんぶりを発揮してるのでしょうか???
みんな、直ぐに仲良しになったそうです。
子猫は順応性が高いのか?それとも性格のモンダイ?
みーさんよ、教えてくれ・・・
捨てられて死んでいく運命だった子猫たちが、
愛情を注がれ、今幸せに暮らしているのです。
今回の里親さん探しで協力してくださったボランティア団体は
団体のみなさんがお金を出し合ってプレハブを建てて、
そこにも猫たちを保護しています。
頭の下がる活動です・・・
そこに来られる里親希望者さん、マビ&サバの里親さん、
どの方もペットショップなんて行かず
行き場のない猫たちの里親を名乗り出る・・・
自分が恥ずかしくなりました。
実はみーさんはペットショップでお金を出して買ったのです。
8年前、いえ、最近まで私は本当に無知でした。
だから素晴らしい里親さんを見ると、恥ずかしくてしょうがなかった。
だけどこれからは、不幸な子たちを救うため
絶対にペットショップで生き物は買うまい!
これだけは誓って言える!
子猫に出合ってよかった。そして保護してよかった。
保護していなければ、動物遺棄の実状や、
ボランティア団体の活動など知る由も無かったのだ。
最後に、このボランティア団体が新聞に取り上げられた記事を
載せたいと思います。
不幸な猫を増やさないために
地域に住み着いた飼い主のいない猫たち。それらの猫の中で、地域の心あるグループによって適切な飼育管理を受けている猫たちのことを「地域猫」と言う。
地域猫の管理活動は、平成9年に横浜市磯子区の住民が野良猫を増やさないことを前提に共同で世話を始めたのが切っ掛けで、現在、全国で展開されている。餌を与える場所と時間を設定し、その時に猫の体調をチェック。猫たちが増えないように不妊・去勢手術を施し、その一方で里親探しに奔走する。周辺住民とのトラブルの抑制に務めるのも活動の一環である。
ST猫の会の結成は昨年12月。主要メンバーは、捨て猫の里親探しに個人で取り組んできた主婦たち。10年前から里親探しの活動を行っているIさんは、治療や避妊を施したり、乳飲み子を2、3時間おきに授乳したりするなど、多くの時間と費用をかけて捨て猫を救済しており、これまで里親に譲渡した猫は300匹近くになるという。8年前から某公園に住み着いた猫の世話をしているAさんは、Iさんの勧めで避妊処置を行うようになり、これまで約40匹に、Iさん同様自己負担で避妊を施した。
里親募集中の猫たちを保護するシェルターは、一昨年5月にメンバーの自己負担によって完成。シェルターの猫も地域猫同様、具合の悪い猫は治療し、大人の雌猫は避妊を施す。里親探しは、インターネットの「いつでも里親募集中」というサイトや同会のホームページで呼びかけたり、動物病院やスーパーにチラシを貼るなどして希望者を募ったりしている。結果、昨年は約140匹の猫たちが同シェルターから里親へ譲渡された。
「猫は一度に5、6匹、年に2、3回出産します。飼い猫が外で交配する場合もありますから、飼い猫に去勢・不妊手術を施すよう呼びかけています。そういった呼びかけから個人情報を読み取って、メンバーの所に猫を捨てる人もいます。遺棄する人も、保健所に持ち込む事も、自分で手を下さず他人に面倒をかける、無責任な行為です。世間では、命の尊さを子供たちに伝えようと躍起になっていますが、まず、大人自身がこの世に不要な命などないことを学ぶべきです」とIさん。会の代表は「関東の都市部のように行政の後押しが必要です。地域の人たちと行政と、私たちボランティアとが同じテーブルで、不幸な猫をこれ以上増やさないための話し合いができればと思っています」と話す。
(平成20年5月10日 中日新聞掲載)
※団体名は活動に支障をきたす恐れがあるため伏せておきます
不妊・去勢によって不幸な猫たちの連鎖を絶ち、
保護される猫が1日も早くいなくなる日を
願わずにはいられません。
「死ぬために生まれたわけじゃない!」
★「里親さん探しの1ヶ月-Ⅰ」からご覧ください★
9月2日に送られてきたボランティア団体からのメールには、
こんなことも書かれていました。
「人馴れしていて元気な子は希望者が増えます。
里親さん希望者は当会が見つけます。
・・・(中略)・・・ 里親さんは必ず見つかります。」
保護したのはいいけど、本当に里親さんは見つかるんだろうか?
ひとり抱えたそんな不安も、メールを読んだ途端一気に
吹き飛びました。
私はひとりじゃない、力になってくださる方たちがいる。
何よりもその力強い言葉にうれしくて、ありがたくて涙が出てきました。
この団体に助けを求めて本当によかった。
翌日、子猫たちを病院へ連れて行きました。
まずはノミの駆除をしてもらったところ、
体から死んだノミが落ちる落ちる。
子猫1匹に対して100匹はいたかと思います。
かゆかったんだろうなぁ
健康診断は、痩せてもおらず良好との診断をいただきました。
みーさんのかかりつけの病院に連れて行ったんですが、
事情を話すと院長先生は親身になってくれて、
「里親さん探し、もしも困っていたら、協力しますからね!」
と、診察料までおまけしてくださいました。
看護師さんには子猫用ごはんの試供品もたくさん持たせてもらい、
本当にありがたいことです。
世の中捨てたモンじゃないとはこのことです。
子猫たちのおかげで、人の温かさに触れることができたことに感謝です。
おふたりさん、ありがとね!
たまにフリーペーパーや新聞、スーパーや動物病院などの掲示板で
里親さん募集を見かけたことはありますが、
最近ではインターネットの力を借りて里親さんを募るのだそうです。
里親さんを探すにあたり、子猫たちの写真が必要になります。
かわいらしい写真が決め手となるそうです。
力を入れて撮影しなくては!
里親さんの募集は、地元ボランティア団体のホームページと、
「いつでも里親募集中」(サイドバーのリンクにあります)の2ヶ所に
掲載されました。
ネット上での掲示は不特定多数の人が目にしてくれるという反面、
残酷で悲しい詐欺事件に巻き込まれることもあるようです。
里親詐欺とは、猫や犬を代わりに育ててくれる里親を募集した際に、
昔飼っていた猫に似ているなど、いかにも大切に育てるフリをして
引き取っておきながら、すぐにどこかへ売り飛ばしたり
(実験動物や三味線用などの業者)、好き勝手に虐待をする・・・
今回初めてこの里親詐欺を知ったとき、いっそのこと里親さん探しを辞めようかと思ったくらいショッキングでした。
詐欺であるかどうかは、里親探し初心者では見極めが難しいのだそうです。
あまりにも怖くなってしまった私は、団体の里親探し歴10年のIさんに里親希望者のファーストコンタクトをお願いし、そこで見極めてもらうことにしました。
この方は、ご自宅でも十数匹の子猫を保護してらっしゃるベテランです。
仮名サバくん 仮名マビちゃん
掲載にはこの写真を使いました
掲載翌日、さっそく希望者さんから連絡が入ったとのこと。
しかも2匹ともなんです!
こんなに早いものかと驚きました。
サバくんは、他県のかなり遠方の男性から。
マビちゃんは、近隣の独身女性の一人暮らしの方からです。
でもIさんは両希望者さんへ丁重にお断りをしたのです。
他県の男性には、その方の住んでいる地域の、
心痛めている保護者さんへ希望するよう促し、
独身女性の方には、将来結婚したときに旦那さんが猫嫌いや、
猫が飼えない環境になるなど、行き場がなくなるケースが多く、
一人暮らしというのも、飼い主に万一のことがあった場合、
部屋に取り残された猫が餓死してしまうこともあると説明した。
近隣に親族が暮らしているのならばまだいいのだが、
この女性は両親とも他界しており天涯孤独らしいのだ。
Iさんも女性に対して立ち入ったことまで聞かなくてはならなかっただろうが、
「これも子猫が幸せに暮らせるのか判断する上で大切なこと」
とサラリと話してくださった。
確かにそうなのです。
このボランティア団体には(他の団体さんもそうだと思うが)、
里親希望者に対して事前に確認する事、約束事が決められており、
それをクリアした上にIさんの経験が加わり、里親さんの可否が決まっていきます。
決まったあとは、譲渡の際に誓約書※を交わすという、
しっかりとした、やり取りが行われるのです。
※誓約書には、終生責任を持つ、必要な医療を受けさせる、不妊・去勢手術を施す、
完全室内飼い、メールでの定期的な画像送信などが書かれています。
希望者へのお断りの連絡を受け、私はなぜかホッとした。
子猫たちに早く幸せをつかんで欲しいと思うのだが、
心境としてはその逆で、子猫たちを手放したくないのです。
心は複雑です。
Iさんからこんなことを言われました。
「今回の子猫遺棄については、警察、保健所、役所へ連絡をしてください」
え?警察?
無知で恥ずかしい限りなのですが、
私は今回の出来事で「動物遺棄が犯罪」であることを初めて知りました。
そのことをIさんに告げると、
肝心なその警官の大部分が、このことを把握していないのだそうです。
警察では、捨て猫=保健所殺処分という図式で、
捨て猫のことでなんで警察に来たんだ?という対応らしい。
アメリカの警察では、動物遺棄、虐待事件は殺人などを取り締まる刑事が担当しており、殺人と同等の犯罪と認識されているのに、だ。
日本の警察には、呆れました。
警察が知らなくて誰が取り締まるんだ?!
だけど、それが今の実状なんだそうです。
そのために、こちらがアクションを起こさねば行政は動いてくれないのだそうです。
ホントにこの世の中、なんかおかしい!
できるだけ多くの住民から、動物遺棄の実態を報告し続けるしかない、とIさんは話します。
そのあと私はもちろん、警察、役所、(保健所にはメールが届かず)に熱い文書を送り付けたことは言うまでもない。
一方、子猫を保護した後のみーさんは、やたら私の行動を監視しています。
私を尾行して、子猫たちにごはんをあげているところまで見られています
子猫を見ると、いいことがある、と関連付けさせるために、
みーさんが小さいときにフードに振りかけていた子猫用ミルクを
(アレルギーが心配でしたが異常なし)
少量の水に溶かし飲ませていたが、
果たして、子猫→いいことが起きる=うまいミルク
となったかは定かでない。
子猫たちが暴れる音を聞きつけては、
恐る恐る近くまでやってきます。
子猫のケージのあるリビングは締め切られ、
みーさんは入れないようになっていますが、
リビングとダイニングの間仕切り戸にはめ込まれているガラスが透明なので、
みーさんも子猫もお互い丸見えです。
好奇心大盛な子猫たちは、みーさんを見つけると熱い眼差しを送ります。
「あの白くて耳が小さい生き物なーに?」 じぃーーーーーっ
「近くで見てみよう!」
目が合ったみーさんは怖いのか、たまらず
「シャーッ!」
と、今まで見たことのない顔で(写真に収められませんでした)威嚇します。
だけどそんな威嚇も子猫たちには全く通じません。
逆にズンズン近寄って行きます。
確かに、みーさんにとって子猫は初めて対面する
未知なる動物なのですから、怖いのも無理もないです。
ガラス越しにこんな状態なのだから、もしも里親さんが見つからなくて
子猫を飼うことになったら、予想してた通り難しいなぁ・・・
★「里親さん探しの1ヶ月-完結編」へつづく★
さかのぼること8月31日、
昼間みーさんとダンボールの空き箱を使って、
「捨て猫遊び」をしてました。
箱にみーさんを詰め、部屋の隅に置き、遠くから見るという
いわゆる放置プレイです

そんなおバカな遊びをしていたその夜、突然
「ミュウ!ミュウ!」
という叫び声のような子猫の鳴き声がしてきました。
もしかして捨て猫遊びをしてたから、ホントに捨て猫が来ちゃったのか?
(ぜったい違う^^;)
私の住まいは、集落(笑)から離れた分譲住宅地なのだが、
この辺りで捨て猫とはめずらしい。
たくましく生きるノラくんはよく見かけるのですが、
なにしろ、自分が成人してから子猫が捨てられているのに
遭遇するのは初めてなのです。
鳴き続ける子猫ちゃんが外に放置されているというのは、
気が気じゃないというか、何も手につかないし落ち着かない。
オロオロするばかりで、どうしてよいのか分からないのです。
だけど、私が外に出て子猫をひと目見てしまったら、
きっと、もう放っておくことなんてできないだろう。
私の自宅の向かいのご家族も猫が好きで、
現在2匹飼ってらっしゃいます。
(もちろん室内飼い)
その方も、居ても立ってもいられない様子で
玄関が開いたり閉じたりする音が頻繁に聞こえてきました。
できることなら飼ってあげたい!
でも・・・
8年以上チヤホヤされて女王様で暮らし、
嫉妬深いみーさんとはうまくいくはずがない。
下手をしたら彼女が家出をするか、うつ状態になる。
みーさんはそんな性格だ。
きっと持病のアレルギーもひどくなるだろう。
心の中での葛藤がしばらく続き、
深夜になって、いつのまにか外からの子猫の声はしなくなっていた。
きっと、誰かのお宅に入れてもらったか、拾われたんだ。
私は安心して眠りに就きました。
翌朝、この日も暑かった。
子猫だったら熱中症になってしまいそうな暑さです。
母は子猫を見たらしく、かわいい顔したトラ柄だったと言っていた。
ま、でも誰かに拾われたみたいだからよかった!
と胸を撫で下ろしていたら、
「ミュウ!ミュウ!」
あれ?
また、鳴き声が聞こえてきます。
えーっ・・・まだ外にいたんだ・・・・

どうしよう・・・・どうしよー!!!
私は覚悟を決めました。
みーさんには気の毒だが飼ってあげよう!
そう心に決めて外へ出た。
いざ外に出ると、・・・いない。
捜してもいないし、声もしない。
屋根には子猫を狙っているかのようにカラスがいる。
すると向かいのお宅の塀の影から、チョコチョコと子猫が出て来た。
「ミュウー!!」
まるで、「お願い助けてよ!おなか空いたよ!」と言ってるようだった。
日頃みーさんを見ているということもあるだろうが、体は小さかった。
生後2ヶ月くらいか?
かわいい・・・実にかわいい。
あれれ?おかしいぞ。
柄が、母が言ってたトラじゃなくて三毛だ。
「ミュウ・・・」
塀の方へ目をやると、小さな声で鳴きながらトラ柄の子が出てきた。
ええっ!2匹!?
飼うと決めて出てきたが、まさか2匹いるとは・・・・
困った。。。。困ったよ

みーさん含め3匹は経済的に扶養することは難しい。
ましてや現在は無職の身。
2匹も3匹もいっしょだと思われるが、これが違うのだ。
猫は15年から20年生きます。
終生責任が持てるのかということだ。
定期的なワクチン接種、不妊・去勢手術、病気や怪我など、
ちゃんと医療を受けさせたり、
良質なフードを与え健康に気を付けたり、
お金がないからと言って無責任なことはしたくありません。
ひとまず、どうしよう・・・
とりあえず、ごはんをあげよう。
早速、私は自宅玄関へ向かった。
すると、置いて行かれまいと一生懸命ついて来る。
そんな子猫たちが、けなげで本当にかわいそうだ(T_T)
ごはんは、当然みーさんのものしかないので、
子猫なのにシニア用で、しかも食物アレルギー用の療養食。
お湯でふやかして与えました。
やっぱりおなかが空いていたみたいで、ものすごい食べっぷり。
かわいそうに・・・
いったい誰がこんなかわいい子を捨てたんだ?!
そう思うと怒りが込み上げてきました。
この子たちは人をまったく怖がりません。
きっと飼い猫だったに違いないのです。
人間は本当に身勝手で無責任で残酷な生き物だ!
捨てるなんて、子猫はいらなくなったゴミじゃないんだから!
おなかがいっぱいになって、子猫たちは
私の履いてる靴で無邪気に遊び始めました。
だけど、遊びを止めてはたびたび体をかく仕草をするので、
見てみるとすごいノミです!
それは、体毛を分けて見たのではなく、
遠目で体を見るだけでノミが動いているのが分かるくらい、
数が尋常じゃない。
小さな体にこの数じゃ、このままだと貧血になってしまいかねません。
ますます決断を迫られます。
取り急ぎ、昨日みーさんの「捨て猫遊び」に使ってたダンボール箱を
子猫の寝床にしたところ、すっぽり入って安心して眠りはじめました。
しかし、ほんとに捨て猫ちゃんが箱に入るとはね・・・・

子猫たちのいるところは、三方を壁で囲まれたガレージで
暑さや雨風はしのげます。そしてカラスからも狙われません。
とりあえずはここにいてもらおう。
この頃の天候というのは、突然大雨が降り出したり、
カミナリが鳴ったりと変な天気で、案の定その日の夕方から
雨が降り出し、危うくずぶ濡れでさまよい歩くところでした。
体温調節のできない子猫は、
たちまち体温を奪われ弱っていくのです。
思いもよらなかった2匹の子猫に動揺しつつも、
もう一度考え直してみた。
この子たちが一番幸せになれるのは、
安心して生きてていい居場所を見出すこと・・・
それは新しい飼い主さんのもとに行くことだ。
私はネットで、里親さん探しの方法が何かないか調べ始めた。
だけど、初めてのことでいまいちどうやっていいのか分からない。
煮詰まり始めたとき、地元で猫の里親探しや保護などをしている
ボランティア団体のホームページにたどり着いた。
こんな身近に、こんなすばらしい活動をしている団体があったなんて!
私は藁をもつかむ思いでそこへメールを送った。
直ぐに返事をしていただける訳ではないだろうから、
その間、子猫のために自分にできることはないのか?
ごはんをあげた以上、飼い主でなくても責任を持たなければ・・・
そうだ、ガレージにいる子猫を家の中で保護しよう。
そう思いついたらスッキリです。
胸のつかえが取れたようです。
なぜもっと早く気が付かなかったんだろう。
だけど、捨て猫を見かけたら、飼ってあげるか、見捨てるか、
そのどちらかしか思い浮かばないものです。
まずは保護するという発想、その始めの一歩を踏み出すまでが、
なかなかできないものなのです。
この私がそうであったかのように。
捨てられた子猫のほとんどは自然淘汰されてしまうか、
保健所で殺処分だそうです。
その前に、保護し里親さんが見つかれば、
ひとつの命が救われます。
捨てられた不幸な子猫にも生きる権利はあるのです。
保護すると決めたのだけど、みーさんがいるので、
そのままの状態で子猫たちを家に入れることはできない。
ケージが必要です。
思いついたのが遅かったため、その日の子猫たちには
ガレージで寝てもらいました。
翌日9月2日、この日も大雨が降ったりやんだり。
さっそくホームセンターで特大のケージとトイレ、
子猫用フードと念のために子猫用ミルクを購入。
これ、実は二階建て。
この日、子猫たちを初めて保護したのです。
夜、ボランティア団体から返信メールが。
「すぐにでも保護してあげてください」
この団体の方と同じ思いでうれしかった。
★「里親さん探しの1ヶ月-Ⅱ」へつづく★